横手市増田まんが美術館がリニューアルオープン!

新感覚のマンガ原画体験が楽しめる美術館に!

「常設展示室」には、美術館のシンボルツリーとなるブナの木がある

 国内初のマンガをテーマにした美術館として開館し、国内外のマンガ家179人の原画約22万点という、日本最多のマンガ原画収蔵数を誇る横手市増田まんが美術館。約2年にわたる大規模改修を経て、5月1日(水)に再オープン。これまでは、図書館や郷土資料館などを併設する複合施設だったが、リニューアルにあたり漫画専用施設へと生まれ変わり、漫画の原画が70万枚まで収蔵できるように。
 広くなったことで、新たな展示室も誕生。膨大な原画を保存・管理する「マンガの蔵展示室」は、ガラス張りになっており、原画を収蔵する保存庫がガラス越しに見られ、あたかも、増田が誇る“蔵”を見ているような雰囲気。さらに原画をじっくり見られる“ヒキダシステム”などがあり、新感覚の原画体験ができる。
 高さ約10m、幅約7mの壁一面が、さまざまなマンガの名シーンで埋め尽くされた「マンガウォール」や、原画を中心にさまざまな切り口の企画展が楽しめる「特別展示室」、原画を収蔵している作家の作品を中心に約2万5000冊のマンガが閲覧できる「マンガライブラリー」など見どころ満載だ。
 また、複製原画をはじめ、ピンバッジなどのオリジナルグッズを販売するミュージアムショップ「Straw Hat」や、フォトジェニックな仕掛けが満載な「マンガカフェ」なども見逃せないポイント。
 さらに、5月1日(水)~5日(日)にかけて、リニューアルオープンを記念したイベントを連日開催。矢口高雄さんや東村アキコさんなどの人気マンガ家のサイン会(5月1日)や、高橋よしひろさん、宮下あきらさんの師弟マンガ家によるトークショー(5月3日)、人気声優の関智一さん、山口勝平さんが出演するトークショーなどが行われ、ほとんどが無料で楽しめる(先着順の整理券が必要な場合あり)。GWは秋田まで足を延ばして、横手市増田まんが美術館で、貴重な原画体験を楽しんでみてはいかが。

常設展示は100名を超える収蔵作家の原画を定期的に入れ替えて展示する
思わず写真が撮りたくなる「マンガカフェ」

■横手市増田まんが美術館
住所:秋田県横手市増田町増田字新町285
電話:0182-45-5569
時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休み:第3火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料:常設展は無料(特別企画展は有料)
交通:電車/横手駅からバスで約30分、増田本町バス停下車徒歩約10分 車/湯沢横手自動車道路十文字ICから10分

迫力満点の「マンガウォール」