「アニメツーリズム首長サミットin北九州」にて 「アニメツーリズム北九州宣言」

 一般社団法人アニメツーリズム協会(会長・富野由悠季)は、2019年12月1日(日)に、「アニメツーリズム首長サミットin北九州」を福岡県北九州市にて開催いたしました。

 アニメの舞台や、作家ゆかりの施設などとの協業を積極的に取り組んでいる岩手県、鳥取県の知事と横手市、飛騨市、北九州市の市長や、作品の作り手であるスタジオ地図、KADOKAWA、アニプレックスのプロデューサーを招き「アニメツーリズム」の現況や課題、今後の展望、連携の在り方など、交流人口の拡大を目指す「アニメツーリズム」の可能性を検証し議論した事を取りまとめ、以下の通り宣言いたしましたことをお知らせいたします。

 「アニメツーリズム北九州宣言」

私たちアニメの聖地や作家ゆかりの地の施設などを持つ地域の首長 は、アニメツーリズムによる地域振興を願い、2019年12月1 日、福岡県北九州市で開催された「アニメツーリズム首長サミット」に参加し、それぞれの地域の取組を共有し、更なるアニメツーリズ ムの進展について議論しました。日本のアニメーションは、その優れたストーリーやクオリティから、国内のみならず、多くの海外ファンを獲得しています。特に地域を舞台にした作品は、それぞれの地域が持つ魅力や文化、 日常の風景や生活が描かれることで、その舞台を実際に訪れてみたい、登場人物と同じ景色や空間を体験してみたいという、いわゆる聖地巡礼と呼ばれるファン行動につながっています。

私たちはここに宣言します。日本にある地域の魅力を捉えた、優れたアニメーション作品が今後 も製作され、国内外のファンたちに寄り添ってアニメの聖地巡礼が 持続可能な形で促進されるよう、それぞれの地域の魅力を更に高め、既存の観光地以外にも季節を問わずお客様に来ていただける新しいツーリズムとしてアニメツーリズムに取り組んでいきます。