2024年春、北陸新幹線が延伸した福井で、”チラムネ”の世界を体感

第4弾となるコラボにも期待

福井市の足羽川桜並木をバックに、ヒロインたちが描かれている

『千歳くんはラムネ瓶のなか』著:裕夢 イラスト:raemz 小学館「ガガガ文庫」刊


北陸新幹線の開通に沸く福井県福井市で、同市が舞台となっている小学館のライトノベル『千歳くんはラムネ瓶のなか』の新規ラッピングが施された。

ラッピングが施されたのは、福井駅西口を出てすぐの場所にある「福井市まちなか案内所」の側面で、縦2700mm×横4500mmの範囲に、「日本さくら名所100選」に選ばれている足羽川(あすわがわ)の桜並木をバックにした制服姿のヒロインたちが描かれている。

『千歳くんはラムネ瓶のなか』と福井市の第3弾コラボイベントマップ。福井市中心部を中心に多くのスポットが示されている。
『千歳くんはラムネ瓶のなか』は、『このライトノベルがすごい!(宝島社)』で2021年版、2022年版と2連覇、さらに2023年版では殿堂入りを果たしている人気作で、福井市は、作品とのコラボイベント「チラムネ福井コラボ」をこれまでに3回開催している。

過去のイベントでは、市内各所を巡るスタンプラリーや作品ゆかりの飲食店などでのお買い物ラリー、オリジナルコラボグッズの販売が実施され、期間中には地元事業者も応援キャンペーンを行うなど活況だ。

作品にもたびたび登場する福井名物「ソースカツ丼」、県内のヨーロッパ軒店舗などで食べられる。

北陸新幹線の福井開通によって首都圏からのアクセスが向上することから、同市の担当者は「多くのファンに福井を訪れ、ゆかりのスポットを巡ってもらえたら」と今後への期待を寄せる。

作中に登場するスポットや描写が多いことも『千歳くんはラムネ瓶のなか』の特徴のひとつで、それも福井を旅するファンにとっての魅力になっている。この機会に本作品を手に取り、または福井の舞台を訪れてみてはどうだろうか。

福井県は「恐竜王国」と呼ばれ、JR福井駅周辺には恐竜モニュメントが多く設置されている。

千歳くんはラムネ瓶のなか 特設サイト(ガガガ文庫)
https://gagagabunko.jp/specal/chiramune/

福井市公式観光サイト「福いろ」
https://fuku-iro.jp/

『千歳くんはラムネ瓶のなか』著:裕夢 イラスト:raemz 小学館「ガガガ文庫」刊